CLASS 08

Garage Band Tutorial                basic 2

Touch Instrumentで曲を作る

楽器の選択

GarageBandのアイコンをタップし、+マークの「曲を作成」を選択します。

次に楽器を選択しますが、興味のある楽器を選んで試して下さい。ここでは「Drums」を選択します。

ドラム作成にはもうひとつ「Drummer」というものもあります。これは自動的にドラムトラックを作成してくれる機能です。

DRUMSには「Smart Drums」「アコースティック」「ビートシーケンサー」の3つの打ち込み方(音の入力方法)がありますが、一番わかりやすいと思われるビートシーケンサーを今回は選択します。

2) ビートシーケンサーでドラムパターンを作る

ビートシーケンサーは、ドラムに特化した入力画面です。
16個のスイッチ(ステップ)が横に並んでいて(1小節分)、それをオンにすればその箇所の音が鳴る仕組みになっています。
左の縦列には楽器がアイコンで表示されており、左下の+マークをタップすることで楽器を追加できます。

まずは画面左下からドラムキットを選びます。今回はTight Trap を選びました。

あらかじめドラムパータンが入力されているので、それを修正して使ってもいいですし、まっさらな状態からはじめたいのであれば、ドラムキット選択リストの右にある「パターン」のアイコンをタップして、一番左にある「新規パターン」を選択してください。

Tight Trapの初期パターンは2小節(32ステップ)あるのですが、今回はシンプルに1小節だけ作ってそれをループさせるので、下メニューの「パターン設定(i)」から、「長さ」を「16ステップ」に変更します。

ドラムの音色とステップの長さを決めたら、ドラムパターンを作ります。
画面下のメニューにある「ステップ オン/オフ」を選択し、真ん中下の電源ボタンをタップしてループ再生しながら、ポチポチとステップボタンをタップしてドラムパターンを作っていきましょう。
初心者の方でうまく作れない場合は、参考にしたいアーティストの曲のドラムパターンを使う事も出来ます。

ドラムパターンの例です。

3)ビートシーケンサーのパターンを録音する

ビートシーケンサーでドラムパターンを作っただけでは、曲には反映されず、録音が必要です。

ドラムパターンの入力を終えたら、トランスポートコントロールの赤い丸をタップして録音を開始します。
小節数はあとでいくらでも変更できますが、ここではとりあえず4小節録音することにします。4小節鳴らし終えたら停止ボタンをタップしてください。

録音を終えたら、画面左上の「トラック表示」ボタンをタップします。

曲にドラムパターンが追加されました。再生ボタンを押してちゃんと録音できたか確かめてみましょう。
録音ではみ出てしまったところは、リージョン(ひとまとまりのパート)の終わりの部分をスライドすれば長さを調整できます。

このトラックが表示されている画面が、GarageBandのトラック表示です。
トラックを個別に編集したあとは、トラック表示ボタンをタップして、曲全体を俯瞰できるこの画面に戻ってきます。


4)メロディーやパッドを作る

Apple Loops から選んでみます。画面右上のΩのような形をした「ループブラウザ」ボタンをタップします。
音源、ジャンル、詳細、から素材を絞りこんで、探します。

「Choppy Vox Lead 01」を選びました。

素材を決めたらトラック表示画面のあいているところにドラッグ&ドロップすれば、曲に追加されます。

Choppy Vox Lead 01は8小節の素材なので、4小節のドラムをそれに合わせておきましょう。リージョンをタッチすると出てくるメニューから「ループ」を選ぶと、同じドラムパターンが画面の右端まで伸びます。
ボリュームを変更したいときは、左側のアイコンパートを右にスワイプすると「トラックヘッダ」が表示されるので、そこで調整します。

)ベースを作る

画面左下の+マークをタップし、「KEYBOARD」→「Alchemyシンセ」を選択します。

画面真ん中上の音色名をタップし、「BASS」のジャンルの中から曲にあったものを探します。
トラック表示画面に戻り、ベーストラックの右のところをタッチすると出てくるメニューから「編集」を選択します。

編集画面(ピアノロールエディタ)の左上の鉛筆マークを右にスライドすると、音符入力が可能です。

左側の鍵盤は、音の高さを表すものです(上→高い音。下→低い音)。
横は時間軸で、バーを伸ばすことによって音の長さを変えます。画面をタップすると音符が入力され、もう一度タップすると削除されます。

編集が終わったら右上の「完了」をタップします。

6)ボーカル録音

 iPhoneやiPadにはマイクが内蔵されているので、それを使って録音することができます。

トラック表示画面左下の+マークをタップし、「AUDIO RECORDER」→「ボイス」を選択します。

ラップのレコーディングということで、マイクのキャラクターはデフォルトの「Lead Vocals」でOKです。

ヘッドホンかイヤホンをして、iPhone/iPadのマイクに向かってボーカルレコーディングを行います。

左の「IN」はマイク入力レベルです。声を吹きこんでみて、ボリュームメーターが赤くならない位置に調整しましょう。
録音する際、周囲の雑音が気になる場合は、INの右にあるプラグアイコンをタップし、ノイズゲートをオンにしてください。

ヘッドホンかイヤホンを差し込んだ状態で右下のモニタをOnにすると、自分の声の返りを聞くことができます。
返りの音量は「OUT」で調整しましょう。

画面真ん中にあるパラメーターは、ボーカルにかけることができるエフェクト類です。
このエフェクトは、エフェクトがかかったものがそのまま録音されます。そのためかけすぎてしまうと、あとで調整が難しいです。
特に「Vocal Hall」(残響効果)の量を多くすると不自然なので、注意しましょう。

7)曲の書き出し

曲がすべて完成したらファイルを書き出します。

左上のアイコンからMy Songsブラウザに移動し、作成した曲(今回はMy Song)を長押しします。

メニューから「共有」→「曲」→オーディオの品質の選択→右上の「送信」をタップします。

iPhone/iPadに保存したい場合は、「次の方法で開く…」→「“ファイル”に保存」を選択して保存してください。