Garage Band Tutorial
コンプレッサー 、EQ 、リバーブ
1.エフェクトをかける
1) コンプレッサー Threshold, Ratio, Attack
2) EQ drum, base, guitar/keyboard, vocal
3)リバーブ
1)コンプレッサー
コンプレッサーは音を圧縮するためのエフェクトです。
しかし、調節しても変化がわかりにくいエフェクトでもあるので
トラックコントロールの中にあるプラグインとEQをタップします。
COMPRESSORをオンにしてタップします。
(Threshold)
音を圧縮するコンプレッサーが、どの値を超えたら発動するかの基準設定するところです。
例えば、−20dB(デシベル)の値にスレッショルドを設定したとします。−20dBを超えた部分はコンプレッサーが圧縮してくれます。
この赤い部分が圧縮された音です。
音が圧縮されるということは、音圧が上がります。
リミッターがなくてもコンプレッサーで多少音圧を上げることが可能で、
小さい音はそのままに大きい音だけを圧縮します。
大きい音に合わせて全体の音量調節をしてしまうと小さい音まで影響されます。 スレッショルドで一定の値を決めてコンプレッサーをかけることで
トラック全体の音量を揃えることが可能です。
スレッショルドの値は、値が小さくなるほど音が圧縮され、値が大きくなるほど原音に近くなります。
この値の設定は、トラックによって毎回変わるので音量をよく聞いて下さい。
(Ratio)
これはスレッショルドで設定した値を超えた音を、どれ位割合で圧縮するかを設定します。
このスレッショルドを超えた音をいおりおrな割合で圧縮します。
分母の値が大きい程圧縮されるので音圧が高く聞こえます。
スレッショルドを深くレシオを大きく設定すると、音圧が上がります。
1:1では圧縮はされません。
数値の設定が難しいのですが、4:1位が無難と言われています。
GarageBandでは4.1:1くらいで設定しておいて、もう少しきつくしたいときはスライダーを右に、ゆるくしたいときは左に調整して下さい。
(Attack)
アタックでは、スレッショルドの値を超えた音がレシオで設定した割合まで圧縮するのにかかる時間を設定します。圧縮した音の立ち上がりの調整です。
圧縮される速度が速いとリバーブがかかりやすくなり、速度が遅いと圧縮に時間がかかるため、響きよりも楽器の原音がよく聞こえます。
例えばドラムで、リバーブがかかりやすくしたければ圧縮の速度を速めにし、ドラムの音をはっきり出したいのであれば速度を遅めにします。
これは変化がかなり分かりにくいエフェクトなので、色々試して下さい。
2)EQ
EQは音の周波数を設定するエフェクトで、ギターの低音部分の周波数をあげて聞きやすくしたり、ボーカルの高音部分の周波数を下げてあまり耳につかないようにしたりなどの設定が出来ます。
これを設定する場所は、
トラックコントロール>プラグインとEQ>ビジュアルEQ
設定ポイントが3つありますので、低音・中音・高音と考えて下さい。
低音…200Hz~500Hz
中音…1kHz~2kHz
高音…2kHz~5kHz
(ドラム)
バスドラムを持ち上げたいときは低音を、タムなどを持ち上げたいときは中音を、スネアやハイハットなどは高音を。
もしピークランプがついてしまって、ビジュアルEQを変更したくない場合は音量か、コンプレッサーの圧縮で調節します。
(スレッショルドを小さい値に設定するとより圧縮されます。)
(ベース)
ベースはほぼ低音担当で、こもっているように感じる場合は、200Hz~500Hzのあたりでポイントを持ち上げてみましょう。
(ギター/キーボード)
こちらの楽器は音域が広いので、特徴に合わせて設定して下さい。
ソロやメインギターであれば、音が埋もれないように中音~高音を持ち上げます。リズムギターなら、高音を少し下げてみます。
Analyzerで確認しながら設定すると、
どこの音域がどのくらい出ているかが分かりやすいです。
(ボーカル)
人間が一番聞き取りやすいのは1kHzだそうです。
ここを持ち上げればボーカルが浮き出てくるように感じます。
これで高音が耳につくようであれば、2kHz~5kHzを下げます。
3)リバーブ
響く感じのエフェクトです。
先ほどのEQでは、周波数を上げることで音の配置を前に持ってきましたが、リバーブは逆に奥行きを作るエフェクトです。
リバーブをかければかけるほど、音が響いて遠くで鳴っているように聞こえます。設定する場所はトラックコントロールの一番下、マスターエフェクトです。